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いわき市には、内郷白水に名だたる“国宝”白水阿弥陀堂をもちますが、小名浜そのものには少なく、後背地の玉川、住吉、鹿島には仏像、建築物、工芸等、ひかる文化財をいまに保存しています。
これも、漁民の心意気とでもいいましょうか、「板子一枚、地獄の底」からか、はたまた「宵越しの金は持たない」からかは存じませんが、いたって2点に限られます。
ご紹介しますと小名浜古湊にある真言宗智山派、山号に岩城親隆候の戒名「虎山」を冠する、開虎山観音寺「浄光院」に限られます。
まず、開け時を知らせる梵鐘は、磐城平藩のお抱え鋳物師椎名家の九兵衛国光が、延享5年・改元寛延元年(1748)に制作され、江戸時代のいにしえを尋ねる貴重なものであります。
もう一つも同寺の宝篋印塔(新指定)があります。
いつでも接しられ、鑑賞ができますので、どうぞお越しください。 |
宝篋印塔 |
梵鐘 |
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